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グルコサミン補給は2型糖尿病のリスク軽減に寄与する:メンデルランダム化とメタアナリシスを組み合わせたエビデンス

著作名:
出典:
J Int Med Res. 2025 Apr;53(4)
DOI:
10.1177/03000605251334460
キーワード:
ヒト試験, ゲノム解析, メタ解析, 糖尿病
要旨:
観察研究において、グルコサミンサプリメントと2型糖尿病リスクとの関連については一貫しない結果が報告されており、真の因果関係を明確にするためにメンデルランダム化解析の利用が必要とされている。
本研究では、グルコサミンサプリメントに関連する全ゲノム関連解析(genome-wide association study:GWAS)データセットをMRC Integrative Epidemiology Unitコンソーシアムから取得し、2型糖尿病に関連するGWASデータセットをFinnGenコンソーシアム(探索データ)およびXueらによるメタアナリシス(検証データ)から取得したと筆者らは述べている。
探索データおよび検証データにおいて、それぞれ独立して二標本メンデルランダム化解析が実施され、その後、メタアナリシスおよび多変量メンデルランダム化解析が行われ、二標本メンデルランダム化解析結果の頑健性が検証されたとされている。
因果関係の推定には逆分散重み付け法(inverse variance weighted method)が用いられた。
その結果、FinnGenコンソーシアムを用いた二標本メンデルランダム化解析において、グルコサミンサプリメントは2型糖尿病に対して有意な保護効果を示したと報告されており、オッズ比は0.13、95%信頼区間は0.02~0.89であった。
この結果は、Xueらのメタアナリシスを用いた検証解析においても確認され、オッズ比0.06、95%信頼区間0.01~0.29であったと述べられている。
さらに、二標本メンデルランダム化解析結果を統合したメタアナリシスでは、オッズ比0.08、95%信頼区間0.02~0.27となり、これらの知見の頑健性が支持されたと筆者らは報告している。
加えて、交絡因子を調整した多変量メンデルランダム化解析においても、オッズ比0.12、95%信頼区間0.02~0.94と、二標本メンデルランダム化解析の結果を支持する所見が得られたとされている。
異質性や多面発現(プレオトロピー)の存在を示す証拠は認められなかったと筆者らは述べている。
以上の結果から、遺伝的に予測されたグルコサミンサプリメント使用は2型糖尿病リスクと逆相関しており、2型糖尿病予防におけるグルコサミンサプリメントの潜在的な重要性が示唆されたと筆者らは結論づけている。