
N-アセチルグルコサミンとジアゼパムの併用によるマウス脳の酸化ストレスとてんかん発症関連遺伝子への影響
要旨:
O-GlcNAcylation(セリンおよびトレオニン残基上の可逆的翻訳後修飾)の上方制御が神経疾患に有益であることを示唆する多くの証拠が存在するものの、この現象はてんかん薬物療法においてはまだ十分に検討されていない。
そこで筆者らは、グルコサミンの前駆体であるN-アセチルグルコサミン(GlcNAc)と中枢作用型ベンゾジアゼピン(ジアゼパム)の併用が、てんかんの既知の促進因子である酸化ストレスおよび関連遺伝子に対する潜在的効果をもたらすかどうかを検討した。
マウス(n=10)を無作為に処置グループに割り当て、GlcNAc(100、200、400 mg/kg)とジアゼパム(1 mg/kg)の異なる経口用量を14日間併用投与した後、ペンチレンテトラゾール(70 mg/kg)を腹腔内投与して化学的に発作を誘発した。
処置されたマウスの脳を摘出し、抗酸化物質の測定とともに、てんかん発症に関連する遺伝子の発現を測定した。
測定対象はカリウムクロライドコトランスポーター(KCC4)、インターロイキン6(IL-6)、腫瘍壊死因子α(TNF-α)、および脳由来神経栄養因子(BDNF)であった。
筆者らの知見によると、GlcNAcがジアゼパムと同時投与された場合、酸化ストレスを防止し、神経炎症および発作と関連するサイトカインであるIL-6の遺伝子発現を減少させる一方で、てんかん発症抑制を促進するイオンコトランスポーターであるKCC4の遺伝子発現を増加させることが示唆された。
O-GlcNAcylation(セリンおよびトレオニン残基上の可逆的翻訳後修飾)の上方制御が神経疾患に有益であることを示唆する多くの証拠が存在するものの、この現象はてんかん薬物療法においてはまだ十分に検討されていない。
そこで筆者らは、グルコサミンの前駆体であるN-アセチルグルコサミン(GlcNAc)と中枢作用型ベンゾジアゼピン(ジアゼパム)の併用が、てんかんの既知の促進因子である酸化ストレスおよび関連遺伝子に対する潜在的効果をもたらすかどうかを検討した。
マウス(n=10)を無作為に処置グループに割り当て、GlcNAc(100、200、400 mg/kg)とジアゼパム(1 mg/kg)の異なる経口用量を14日間併用投与した後、ペンチレンテトラゾール(70 mg/kg)を腹腔内投与して化学的に発作を誘発した。
処置されたマウスの脳を摘出し、抗酸化物質の測定とともに、てんかん発症に関連する遺伝子の発現を測定した。
測定対象はカリウムクロライドコトランスポーター(KCC4)、インターロイキン6(IL-6)、腫瘍壊死因子α(TNF-α)、および脳由来神経栄養因子(BDNF)であった。
筆者らの知見によると、GlcNAcがジアゼパムと同時投与された場合、酸化ストレスを防止し、神経炎症および発作と関連するサイトカインであるIL-6の遺伝子発現を減少させる一方で、てんかん発症抑制を促進するイオンコトランスポーターであるKCC4の遺伝子発現を増加させることが示唆された。

