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グルコサミン、新鮮な果物、お茶の習慣的摂取が尿石症のリスクに及ぼす影響: 2 サンプルのメンデルランダム化研究Impact of habitual intake of glucosamine, fresh fruit, and tea on the risk of urolithiasis: A two-sample Mendelian randomization study

著作名:
Yongdong Pan, Jingyi Su, Subo Qian, Guofeng Xu
出典:
Medicine (Baltimore) . 2024 Mar 1;103(9)
DOI:
10.1097/MD.0000000000037254
キーワード:
グルコサミン, 尿路結石
要旨:
 食事パターンは尿路結石の発生に大きな影響を与えます。
 本研究では、グルコサミン、新鮮な果物、お茶の摂取と尿路結石素因との因果関係をメンデルランダム化(MR)法を用いて調査することを目的としました。
 これらの食事因子の遺伝的プロキシはUK Biobankから入手し、尿石症ゲノムワイド関連解析のサマリーデータはFinnGenコンソーシアムから入手しました。
 逆分散重み付け(IVW)、MR-エッガー回帰、重み付け中央値、重み付け最頻値、単純最頻値の5つのMR手法を解析に採用しました。
 所見を検証するために、異質性に関するMR-PRESSO破壊検定やコクランQ検定などの感度評価を行いました。
 IVW法により、グルコサミンの摂取は尿路結石症リスクと強い逆相関を示し(オッズ比[OR]=0.006、95%信頼区間[CI]0.0001-0.287、P=0.009)、新鮮な果物(OR=0.464、95%CI 0.219-0.983、P=0.045)やお茶(OR=0.550、95%CI 0.345-0.878、P=0.012)の関連を上回りました。
 これらの所見は、別のMR技術を用いて検証しても一貫しており、感度分析によってその信頼性がさらに裏付けられました。
 このMR解析の結果は、グルコサミン、新鮮な果物、お茶の定期的摂取が尿路結石症の発症リスクと逆相関することを示しています。